やっぱり自宅を監視したい (1)
しょっぱなから意味不明なタイトルで恐縮です。今年の夏もひたすらに暑く、冷夏の噂はいったいなんだったのという状況です。
そんななかで、やはり気になることといえば自宅のエアコンはきちんと動いているのだろうか……という一点に尽きます。世の中、動物と暮らしている方が非常に多いなか、室温の監視ですとかをローコストで行える製品はいくらなんでも少なすぎるんじゃないでしょうか。
その昔、「うさぎ快適」という Windows 上で動作する室温監視、赤外線送受信という製品があったのですが、どうやらいつの間にか製造販売を中止してしまっていた様子。代わりになるものを……と探してみるも、これがなかなかに見当たらないんですね。動物に厳しい世の中になってしまったものです。最近はエアコン自体にそういった機能が付いているものもある? のでしょうか。とはいえ、そんなエアコンを HOI HOI 買い換えられるわけもありません。
「iRemocon WiFi」という製品が 8 月に販売されるそうで、これがどうも自分の目的に合致していそうな感じはしております。でも、販売がちょっと遅いのか、この記事を書いている時点でも、まだ販売時期や価格については、具体的な情報がありません。
将来的に自分で色々拡張もしたいよね、などと考え始めてしまうと、やはりこれは自分で何とかするしかないな! という脳筋的な考えに自然と行き着いてしまうわけです。自然な発想ですね。やりたいことを纏めてみると……。
■ これがやりたい!
- 室温を継続的に取得したい
- 取得した室温を表示したい
- 規定室温に達した際には警告を出してほしい
- 外出先でもエアコンを操作できるようにしたい
- コンピューターに色々しゃべってほしい
割ともう、やっている人はやっていそうなありふれたリクエストな気がしないでもありません。ただ、動物を幸せにできるように、これをやりたいという点は随一に違いないぞきっとそうだと考えつつ、自分を奮い立たせることにしました。さて、これらを実現するにあたっては今回、どこのお宅にもあるありふれたものを使用して、やりたいことを実現するための土台を作る必要があります。ここはひとつ、どこのご家庭にもある部品を使うことにしましょう。
■ ありふれた部品の一覧
- そこらに転がったままだった AMD Athlon 5350
- そこらに放置されていた MSI AM1l
- 引き出しに入っていた ノーブランドの DDR3 メモリ 4GB
- もはや利用されていない ThinkPad に換装していた 64GB の SSD
- 部屋の隅っこに詰まれていた SilverStone Milo SST-ML05B の Mini-ITX ケース
- 同じく部屋の片隅に放置されていた玄人志向の KRPW-AC120W
- 押し入れに入ったままだった ELECOM 製の USB スピーカー(MS-P05UBK)
うーん。どこのご家庭にもありそうな、実にありふれた製品ですね。まずはこれでサーバーを作ります。
(つづく)