犬の話

犬の話」(角川文庫)、読了。

Amazon のレビューでは「泣ける話が満載!」とあったので、ウィッシュリストに入れたままにしていた本でした。今回ついでがあったのでえいやと購入し、風呂に入りながら一気に読んでしまったのですが……うーん、泣ける話が満載というわけではありませんでした。でもさくさくと読み切ってしまえたので、けっしてつまらない本ではないということは言っておきます。

いろいろな犬と名文家たちの話を読んでいて思ったのが、ぼくが犬好きになったきっかけは……はて。なんだったんだろう?ということ。

思い返してみればこれで犬が好きになった、なんて出来事があったというわけでもなく、物心が付いた頃から当然のように犬が好きだったような気がします。犬を怖がる人は幼少の頃に追いかけられたり、噛みつかれたりといった出来事があるのでしょうが、好きなひとにはどういうきっかけがあったのでしょう。

単にかわいいと思ったから?

ありそうですが、ぼくは「かわいい物好き」というわけでもありません。ここまでの犬好きになるには、うん、ちょっと弱い。父と母もとりたてて大の動物好きというわけでもありません。ただ幼少のみぎり、幾度となく動物園に連れて行ってもらった覚えはあるので、動物が好きになったきっかけはやはりこういったことにあるんでしょうね。

ああ、でも決定的に犬が好きになってしまったのは、「一生のお願い」と称して小学五年生のクリスマスにねだって買ってもらった「ロビン」(ミニチュアダックスフンド)のおかげなのでしょう。お小遣いはなくてもいい、散歩も毎日行くし、世話だってきちんとする、もちろん家の仕事も手伝うから―なんてテンプレートどおりのおねだりをして、結局どれもろくずっぽ守りませんでした。

ロビンさん

ちなみにその翌年には「最後の一生のお願い」として、テレビのついたスーパーファミコンをおねだりした覚えがあります。

実にクソガキです。

そのロビンさんは十七歳で眠るように亡くなったと母から聞かされました。残念なことに死に目には立ち会えませんでしたが、自分でも驚くほどにぼろぼろ、ぼろぼろと泣いた覚えがあります。しかも職場で。

我が家のレウさんもあと三ヶ月もしないうちに三歳になります。

ニューファンドランドの寿命は 8~10歳と言われていて、たったこれだけの寿命どおりにしか生きられないとすれば、もう彼女は三分の一ほどを生きていることになってしまいます。

まだまだ、本当にまだまだ遠い先の話で、こんなことを考えている暇があるのなら、その分だけ可愛がってあげればいいのですが、時折このことを考えてはとてもとても怖くなります。

ニューファンの寿命はどうしてこんなにも短いのだろう。賢くて、優しい犬だというのに、与えられた期間は他のそれと比べて驚くほどに短い。もしも神様なんてのがいるとしたら、あまりに良い子すぎるこの子らを長い間手放したくないがために、こんなことになってしまっているんだろうと思ったりしてしまうわけです。

ああ、先日ゲットしたビールを飲みながら、適当にぱしぱしとキーボードを叩いていたら、やたらと長い割には実のない内容になってしまいました。読みにくい内容になっていると思いますので、どうぞ適当に読み飛ばしてやってください。まあ、でも。たまにはこんな投稿もいいでしょう、と開き直ってみます。

願わくば。

大きくて、よだれを垂れていて、ご飯が大好きで、ふかふかで、呼ぶとにこにこしながら飛ぶようにやってくるこの子との日々が、一日でも長く続きますように。

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