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Wagyu!

目の前にプランチョと垂れ下がっている、たいへんに美味しそうな和牛に集中しているレウさんはまだまだ元気です。


おにく! おにく! おにく!

乳腺腫瘍をぶっ飛ばせ。

随分とひさしぶりの更新になってしまいました。

以前に書いたレウさんの乳腺腫瘍再発後、摘出の手術をし、これ自体は無事に終わりました。これ単独でいえば、全身麻酔のリスクの方が高いんだろうなくらいのもののようですしね。

この乳腺腫瘍、二度目でした。前回は良性でしたが、今回の乳腺腫瘍は残念ながら、悪性でした。中程度の悪性だと、つまるところ癌だったのだと、ぼくにとっては頭をぶん殴られて、コンクリートに叩きつけられたかのように感じるほどの検査結果が出てしまいました。

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早く見つけることができたとは思っていますし、早期に摘出できたには違いありません。検査結果ではマージンマイナス。つまり、取り切れているはずだと出ていました。

でも、癌ってそんなに甘いものじゃないのかもしれない。

石橋をたたく思いで、藁にも縋る思いで、今はレウさんに抗癌剤の投与を行っています。今週末にも投与をします。抗癌剤にはもちろん色々なリスクもあることは承知のうえで、悩んで悩んで決めました。

今はまだ何の問題もありません。今はただ癌が取り切れているはずだと信じて、保険の抗癌剤がきっといい方向に繋がることを信じるしかありません。きっと大丈夫、へいきへっちゃら。

ぼくにはもったいないほどにいい子に育ってくれたレウさんだというのに、なかなかどうして、ままならないものですね。ねえ、レウさん。

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FETCH! でスイスイ

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すいすい。

数年暮らしていても、いやはや、ご近所の良スポットに気づかないこともあるんですね。

レウさんの股関節が悪化してから、いかに負担なく、筋力を増すかということを考えていたのですが、やはりどうしても水泳ということになります。

とはいえ、大型犬をスイスイ泳がせることのできる施設はさほど多くもありませんし、ハイドロセラピーなんかを専門で見ている施設は遠いし、費用も無視できない。これが現実よね。

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日沼ですいすい。

茨城にはとても立派なプールを持つ「ドッグランひぬま」さんが、山中湖にはかの有名な「Woof」さんがあります。どちらも、特に Woof さんところのプールは冬場も使える温水だし、スゴい……けど、通うには遠すぎます。高速千円も終わってしまいましたし、それなら「綱吉の湯」だよね、ということにもなります。

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Woof でヘルプ。

やはりこう、長く続けるためには近場である方がいいに決まってるわけでして、とホンダドッグさんところで色々探索したところ、程良い近さの川越に立派なプール付きのドッグランがありました。

FETCH! さんが。埼玉に越してから、三年近くになりますが、こんなところにあったとは。実際に行ってみたところ、プールの大きさは十分でスイスイと泳がせる分には問題もありません。

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FETCH!さんのプール。大きい!

ただ、スロープもなく、いきなりドコンと深くなるタイプのプールなので、このあたりはやや危険と言ったところでしょうか。後付けのスロープでも設置してくれれば、もう文句はないレベルなのですけど。

なにせ我が家からも近い位置にありますので、今後も通いそうです。ただ……もうこの時期なので、プールも終わっちゃいますね。もっと早く知りたかった……。

ちなみにレウさん、泳ごうにもお尻から沈没していく情けない感じの子でしたが、数回のプール通いを経て、今ではスイスイと泳げるようになりました。ようやく、ニューファンぽくなってくれましたよ。

こうしてスイスイ泳げるようになってくれたのですから、ニューセンシュヨーとか訳の分からんものはさっさと退治しちゃいたい。

またしても、乳腺腫瘍。

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一昨年、2009 年の 12 月にレウさんに乳腺腫瘍が見つかりました。やあ、ずいぶんと過去のことのようです。

レウさんは股関節形成不全ですから、体重管理が困難になることを恐れて、この乳腺腫瘍になるリスクがあることを知りつつも、ぼくは避妊手術を選択しませんでした。

この賭けに見事無残に敗北したわけです。乳腺腫瘍、これは悪性の場合には肺に転移し、命を落とす危険性のあるものです。ただ、一度目のヒートが来るよりも先に避妊手術をしておけば、乳腺腫瘍が発生するリスクは、ほぼ無視できるレベルにまで下がります。

腫瘍が良性か、それとも悪性なのかは、いざ摘出しないことには判断が付きません。悪性の場合は、それこそ死のリスクが出る。そうなるともう、ぼくの選択肢は限定されます。

そうして、外科手術による摘出をしたのが一昨年のこと。

すでに年齢の高いレウさんに避妊手術まですることで、少しでも、わずかな期待を込めて再発リスクを減らすことにもしました。

それから、一年と九ヶ月。どうやら、願いも届かず、またしても賭けには勝てなかったようです。

前回に摘出した箇所から逆側に腫瘍が見つかりました。前回と同様、幸いながらの早期発見。

ぼくには選択肢はなく、摘出の外科手術を 2011 年の 9 月 26 日に行うこととなりました。

先日の股関節形成不全の騒ぎに続き、またしても、この黒い子に襲いかかってくる得体の知れないものに、形容しがたい憎しみと恐怖が募ってゆきます。

でも、まあ。きっと平気でしょう。へいきでへっちゃらなんでしょう。たかだか、小指の先ほどもない得体の知れない固まりに屈服なんてしてられない。

前回の股関節だって、いまはもうすっかりと痛みもなくなってくれたようです。前の腫瘍だって、良性なんだから。

いろいろな理由で避妊をしないという方もいらっしゃることかと思います。くれぐれも、乳腺に沿った部分に変なしこりがないか、確認するようにしてください。

表面をさっと撫でるだけでは気づかないこともあるでしょうから、乳首の周辺を軽く摘むように追っていくのがよいかと思います。

ちゃんと気にしてさえいれば、ほら、こんなにも早い段階で見つけられるんですから。

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股関節形成不全に立ち向かえ その3

レウさんは股関節形成不全です。しかも割と重度の。

とはいえ、生後半年ほどで発覚して、グルコサミン+コンドロイチンのサプリメントを投与し続けていた甲斐があったのかは分かりませんが、これまでに大きく痛みを訴えたりすることはありませんでした。ドッグランでどこどこと走るし、お散歩でへたり込むようなこともなく。こんな具合に問題がなかったので、ぼく自身も「もう大丈夫だろう、もう問題ないんだろう」と甘く甘く考えていました。なんと愚かなことだろう。

8月12日、非常に暑い一日でしたが、涼しい川にでも連れて行ってやろうと画策。一日を川でのんきに遊んで、家に帰るまでは良かったのですが、家でシャンプーをしてしばらく経ってからのこと。レウさんが立てなくなってしまいました。身体を動かそうとするだけで、痛みを訴える鼻声。こんなにも悲痛な声を聞いたことがなく、ひたすらに動揺する自分。どうやら脚を動かそうとすると強い痛みがあるようで、脚の裏やらを調べてみたものの、やっぱりここには異常なし。

とすると、これまでの経緯から股関節が考えられてしまう。右脚に力が入っていない。少し動かしてみると、とても痛がる。ああ、これはダメだ。翌日に朝一番で病院まで連れて行ったものの、設備の都合からレントゲンを撮ることができないということでしたが、診察の結果、やはり股関節に問題が出ている可能性が高いとのこと。痛み止めを処方され、一時的に元通りに動けるようになり、「よかった、一時的なものだったのか」と安堵したと思いきや、本日になってまた痛みを訴えるように……今度は関節に詳しい先生に診てもらいましたが、所見は同じ。

こりゃあ、ダメだ。発砲してしまった。これまで抑えられていたものが、進行してしまった。ゆっくりと進行してはいて、ようやく目に見える形で影響が出てしまったのかもしれない。2009年の年末に避妊手術をしてから、順調に体重が増えつつあったことを甘く見すぎてしまっていたのかもしれない。

実はこうなってしまうと、もう打つ手らしい打つ手がほとんど残っていなかったりします。

股関節の全置換しかない。失敗のリスクがそもそも高いし、予後も確実ではない。金銭的にも、年齢的にも、およそ現実的な策ではすでになくなってしまった。本当に願わくば、本当に一時的な炎症がたまたま酷いことになっていて、たまたま痛みが起きているだけ……だなんて、そんな夢みたいなことに縋るしかない。ああ、なんということでしょう。

ドッグロールフード、Butch。

皆さんはどんなフードを愛犬に与えているのでしょうか。


Creative Commons License photo credit: Le Kai

うん、いくらなんでもこれはない。死んじゃう。

ドライフード、ウェットフード、手作り。多くの方はドライフードを購入されていらっしゃるのかなと思います。ご多分に漏れず、ぼくもそうです。

世の中にはほんと多くのドライフードが販売されていますよね。有名どころというか、ペットショップで良く見かけるものといえば……サイエンスダイエット、ニュートロ、アイムス、ユーカヌバあたりでしょうか。ペディグリーチャム、ビタワン、愛犬元気……ですとかもありますけれど。

ああ、そういえばアイムスとユーカヌバがリコールを出しているみたいです。

ただ、このペットフードにまつわる幾つかの怖い話というものを聞いたことがあるのではないでしょうか。

4D (Dead, Dying, Deseased, Disabled)と呼ばれる不適切な肉が使われているだとか、実は搾りカスのような原料ばかり使われているだとか……。

しばらく前に中国産の小麦グルテン、米タンパク質濃縮物にメラミンが混入されており、多くの動物たちが腎臓の病気を発症、亡くなってしまっただなんて、大変な問題がありました。ちなみにメラミンを混入していたのは、タンパク質含有量を偽装するためだと考えられます。基準に満たないようなゴミでも出荷できるようになりますしね。この件については、こちらにとっても詳しくまとまっています。一読の価値あり、というか、日本語では一番の情報だったりするんじゃないでしょうか。

ペットフードに纏わるお話については色々と書籍も出ていますから、興味があれば一読してみると良いかもしれません。ただ、結局は誰をどこまで信用するのか……といったところで、すべてのメーカーがインチキくさい商売をしているというわけではないハズです。

ぼくもレウさんの便の調子諸々を見つつ、いろいろなフードを試しました。ニュートロ、ソリッドゴールド、ファーストチョイス、アイムス、ユーカヌバ、アボダーム、ナチュラルバランス、ネイチャーズレセピー……ビタワンですら試しました。たぶん他にもあります。今のところ、もっとも毛艶やら便の調子などから、アズミラ、アーテミス、イノーバの三つに落ち着きました。メーカーの考え、含まれている成分などから、これらは問題はないと考えたものです。

さて、冒頭に書いたドライフード、ウェットフード、手作りの三つ。このどちらにも該当……するとすれば、ウェットフードでしょうか。でも缶詰ではなく、日本ではこれまでにあまり販売されていなかったタイプのフードが最近になってお目見えしました。もうご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

Butch (ブッチ)。先の三つのフードから、選択肢が一つ増えました。

ご覧のように一風変わったパッケージです。オーストラリアなどではメジャーなパッケージだそうで、大きなソーセージのような外見をしています。


ムキッ。


このようにナイフでストンと切り落とせちゃいます。


ちなみにこの Butch は要冷蔵です。一度カットしてからは一週間以内に使い切ってあげる必要があります。冷蔵庫に保管する時のために、専用の Butch キャップと呼ばれるものがありますから、こいつをきちんとハメておきましょう。

いろいろな与え方はありますが、ぼくは適当にざくざくとカットしたものをお皿に盛りつけておしまいです。メインとして使うもよし、普段のドライフードのトッピングとしても良し。かなり嗜好性は高く、うちのレウさんは目の色を変えてバクつく始末です。

皆さんもドライフードですとかを試食すると思うのですが、この Butch は実際に食べてみても美味しいです。数秒レンジでチンすれば、白ご飯のおかずとしても食べることができちゃうレベル。ドライフードを大量に食べる気には残念ながらなれないのですが、これは普通に食べられます。美味です。そりゃ目の色も変わるなといった感じ。ううむ。


ガツガツガツガツガツ。


ただ……やはり大きい。調子に乗ってまとめ買いをしてしまうと、冷蔵庫がこんな有様に。これでも無駄に大きな冷蔵庫を買っていたつもりなのですが、中断と下段は完全に占拠されてしまったりします。うーむむ。ですが仕方ありません、大きな冷蔵庫で良かった。

この Butch は犬用、猫用も用意されています。日本ではこれまでにあまり見られなかったタイプのフードではありますが、歴史は長く、販売されてからは約 40 年ほども経つのだそう。ペットフードが開発されたのが、およそ 100 年ちょっとですから、ポッと出の商品でもありません。

犬用の Black, White, Blue Label は 800g が 1,260 円、2kg で 2,520 円と少々お高いのがネックといえばネックではあるのですが、成分表を見てもまったくおかしなものが含まれていません。肉ばっかり。肉だけで成分の 70% を越え、うさんくさいグルテンの類も未使用。ビートパルプなんかも当然含まれていません。ぼくもオススメ、レウさんもオススメ。ぽややん。


うめーんですわ、これ。

あとはこのブッチジャパンさんのブログも面白く、タメになる情報満載です。

ハッピーバースデー・ディア・マイ・ドッグ

12/21 は我が家のレウさんのお誕生日でした。これで五歳。なんと五歳。

今年はこれまでにずっと気になっていたロビナさんのケーキを注文してみることに。実は去年も注文しようとしたのですが、クリスマスシーズンにもろかぶりの影響か、予約をしようとしたときには既に時遅し……今年こそは! と今年は随分と早めに予約をしておきました。

カチカチの冷凍状態で送られてから二週間、誕生日まではじっくりと中身を改めることなく楽しみにしていましたが……。

ロビーナさんのケーキ。

これまたすごいデキ。すごくよく出来ています。再現してくれるかなと思っていた、レウさんの特徴的な舌斑も完全再現で言うことナシ。

片方は本物です。

今日の誕生日ではそれはもう、好きなものをもぐもぐと食べ尽くしたせいもあってか、本人も随分とご機嫌のようです。ああ、よかった。ケーキを食べる姿を iPhone で撮影してみましたが、いかんせん黒い塊が蠢く動画になってしまいました。室内ではやっぱりダメみたいですね。Galaxy S とかだときれいに撮れるんでしょうか。

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四歳になったばかりで乳腺腫瘍が見つかり、ぼくはそれはもう慌てふためいたものですが、早いものでもう一年が経ちました。あれから毎日チェックを欠かさずにいますが、いまのところは再発することもなく、大きな病気をすることもなく、たぶん健康的に、そしてたぶん幸せには過ごしてくれているようです。

四歳になって、五歳になったレウさんの毛にはところどころ白髪が目立つようになり、ぼくの頭髪にも白髪が少しずつ見つかるようになってきてしまいました。お互いに歳を重ねたものです。五歳になったレウさんとも色々なところに行って、色々なものを見せてあげないと。

五歳のレウさんも健康で幸せに過ごせますように。

犬を殺すのは。

犬を殺すのは誰か。ペット流通の闇。

AERA にて連載されていたコラムの書籍化です。この本の中には、それぞれの自治体がどの程度の数の犬を引き取り、譲渡して、そして殺処分しているのか、どの犬種がどういった理由で持ち込まれたのかなど、詳細なデータが掲載されています。自治体の中で殺処分を回避しようと、どれほどに努力しているのか、そうした姿勢もわかるようなものになっています。

犬を捨てに来た人には、嫌な思いをしてもらおうと決意しました。

殺処分数には、ペットショップも大きく影響を及ぼしているのでしょう。

チェーンショップでは常に子犬を売るために売れ残ってしまった子犬を処分していく。繁殖をさせて、子犬を売るパピーミルの番人は子供を産めなくなった犬を放棄する。パピーミル。いわゆる、子犬生産工場です。狭いケージで一生を過ごし、交配を繰り返させられ、なんの愛情も受けられずに、子供を取り上げられることだけを繰り返させられる。そんな地獄です。なんのために子犬を生ませるか、説明する必要もありませんよね。

本書にあった、実際に深夜の歓楽街でも営業しているペットショップなんてものもあるのです。目にした方も多いでしょう。ほんの小さい頃からワケも分からないうちに母親と引き離されて、真夜中でも照明がまぶしく騒がしい、ガラス張りのショーウィンドウのある店に展示される。犬は夜行性だから大丈夫、なんて考えもあるようですが、だからなんだというのだろう? 挙げ句の果てには、一円オークションなんてものもあれば、年始には福袋なんてものまである。衝動買いを誘うためだけのポップには、何の祈りも込められてはいない。

もちろん、ペットショップがなにもかも悪いわけでもなければ、ペットショップで買った人が悪いわけでもない。ものすごく努力をしていらっしゃるショップもあるのでしょう。ただ、ペットショップに生体オークションにはこうした深い闇があるのは事実なのです。

以前、ぼくのブログに「犬を飼えば自由がなくなる」なんて検索キーワードでの訪問がありました。この機会に書いておくことにします。Twitter でもつぶやいたりはしたのですが。

犬と暮らせば、自分の行動は制限されます。自由は奪われます。

食費に医療費は当然必要だし、ペットシーツなどの雑費だって必要だ。一週間ほど海外で遊んでこようだなんてことも難しい。散歩に連れて行かなきゃならないから、その時間分も拘束される。抜け毛や粗相をして部屋が汚れるかもしれないし、その掃除だってしなきゃいけない。何年も何年も大事にしているものをイタズラで壊しちゃうかもしれない。

お金と手間と時間も掛かれば、行動にも制限が掛かる。どれだけの綺麗事を謳っても、これが揺るぎのない事実だと思うのだ。

これほどのことをして、自分の手元に残る物は、実はなんにもない。部屋の片隅にある抜け毛と、汚れたペットシートぐらいじゃないかな。

それでもこの子たちから貰えるものがある。ひたむきな愛情と信頼。形にも残らなければ、お金にもならない。楽しそうに嬉しそうに、いつも傍らにいて、そんなものを与えてくれる。これは本当に本当に、泣きたくなるぐらいにかけがえのないものだ。

ソファーに座りながら雑誌でも読んでいると、ふと傍らで眠っていた子からの視線を感じる。雑誌から顔を上げると、目があったことが嬉しいことのようにしっぽを動かしている。そんな時間、瞬間にやられてしまったぼくからすれば、失う自由だなんて、それこそ床に落ちている抜け毛ほどの価値もない。

ただ、こんな時間も家電を買い求めるように自動でカジュアルに手に入るものじゃない。正しく接して、互いが幸せに暮らすルールを学びあわないといけない。何の努力も不要で、手に入る類のものじゃない。犬はプログラムされたロボットでもなくて、自分で考えて自分で動く。素直で賢く、れっきとした感情を持つ生き物だ。だからやっぱり、とても真剣に考えて色々な覚悟をする必要があるし、お手軽にぽちっと購入して「はいようこそ」なんて手軽さはあってはならないと思うのです。

むかしむかし、人とそうでない動物が地面の大きな裂け目に分断されてしまったとき、貧弱で愚鈍な人を見かねた犬は、大きな裂け目を飛び越えて、人に連れ添うことを選んでくれた。なんてのを目にしたことがあります。

しょうがないやつだと思ったからなのかもしれないし、人の何かをとても気に入ってくれていたのかもしれない。そんな風に人を好いてくれている犬たちが、その裏では一部の人に食い物にされて、酷い扱いを受けて殺されていく現実がある。手をかける人たちは、もしかすると昔から犬が大好きで、そんな命を救いたいと獣医を志した人なのかもしれない。

犬のことを大好きな人が、人のことが大好きな犬を処分という名で殺さなくちゃならないだなんて、とてもとても出来の悪いお話だ。そんなの、あんまりじゃないか。

ぼくはただの犬が好きな人です。だからこそ、ほんの少しでも、多くの人がこの本を手に取り、こんなことを許してはならないと、そう考える人たちが増えていくことを願ってやまないのです。いまのぼくにできることは、たったのそれだけなんですよ。悔しいなあ。

犬に綺麗なお水を。

よだれ、よだれ、よだれ。


ハフハフハフハフ。

そうです、この時期は普段よりもハフハフとしているがためによだれの量も増え、自然と水の容器がよだれまみれになっていたりします。白くてテロテロしたものがプッカプッカ浮いていたりするわけですね。

もちろん、その場で水を変えてあげることができれば良いのですが、留守番の多い我が家ではそれも難しい。とは言え、汚くなったお水を飲ませるなんて……。

以前にウォーターファウンテンで失敗してから、これまでは複数の容器を設置し、これに備えていました。

でも、やはりポンプで水を循環させて、よだれなりゴミなりをフィルターするほうがいい。そちらの方が綺麗なおいしーいお水を提供できそうです。

昔、パソコンを水冷化した時に使っていた水陸両用のポンプは余っていたので、これを使って、市販の適当なフィルターを組み合わせれば自分で作れそうな気はする……。

などと悶々と考えながら、先日ペットショップにレウさんのおやつを買い求めに行ったところ、それっぽい商品がありました。開封して見せてもらい、その場では問題なく使えそうだったので即決。四千円と少しと、交換用のフィルターが千円ちょっと。……楽天で探してみたら、えらく値段が違ったんですけどね……。

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前回のウォーターファウンテンの問題は一つ、水が溜まらない構造になっていること。小型犬ならともかく、大型犬だとチロチロと流れる水を舐めあげる形式だと物足りません。やはりゾブゾブと飲んでこそ。


ぞぶっぞぶっぞぶっ。

この製品は水が球体を伝うだけのウォーターファウンテンとは異なり、水が中央の穴部分から出てきますので、ここできっちりとベロベロできます。ちなみに水の容量は二リットル。十リットルの製品もあるようですが、とりあえずこれで十分そう。

本体の作りはかなり簡単です。

水が出てくるお皿の部分を外すと、中にフィルターが見えてきます。フィルターを外してやると、フィルターを固定するための台が見え、その下にはポンプが設置されています。フィルターは三週間に一度の目安で交換するようですが、数日に一度はフィルター自体を水洗いしてやります。お水の補給時には特にお皿を取り外す必要もなく、普通に上からどぼどぼと注いであげれば大丈夫。

ブーンと言うポンプの駆動音と、ジョロジョロと水の流れる音は若干気にはなりますが、まあ耐えられるレベルです。お皿のプラ部分が振動して、ビビり音がしているようですから、制震対策をすれば抑えられるかもしれません。本体下部に遮音シートを巻けば、重みで制震されるでしょうし、大幅に改善できそうな印象を受けます。

当初は「なにこれ、おみずのみたいのに」と躊躇っていたレウさんでしたが、いまでは慣れたもの。

これまでは水が汚れていると、無言でお風呂場(水が出てくることを学習)に座り込んだりするストを起こしていたのですが、こうしたこともなくなりました。水もざぶざぶと飲め、かつ以前よりかは周囲に水がまき散らされることも減りましたから、割と満足しています。

ただ……構造的にフィルターの意味があるんだろうか、これ。

ゴミはフィルターに引っかかりますが、フィルターは剥き出しのままで水中に沈んでいるので、あまり衛生的ではないような気がします。実際、フィルターにフードが引っかかっていて、まるでフードを溶かすようになっていたこともあります。水を汚すゴミがあった場合、その水ごと循環されてしまいますね。

やはりそこまで考えるとなると、現状では自作してあげる必要があるのかも。ちょっと考えてみることにしましょう。ふーむ。

海が聞こえる。

まだまだ夏には早いけれど、先日、レウさんと海まで遊びに行きました。

それでも海の中は涼しかったようで、そこそこ満足したみたいです。

これからどんどん暑くなっていくけれど、涼しく、楽しいところに。連れて行ってあげよう。