カテゴリー : 犬
乳腺腫瘍の手術からしばらくが経った、その後のレウさん。
まず、切除した腫瘍の検査結果からお知らせしますと、良性でした。これはつまり、今回の腫瘍が他方に転移するなどの心配はないということです。
ああ、良かった。いやもう、本当に。
前のエントリにも書きましたが、良性か悪性かはフィフティ・フィフティ。今回は賭けに勝った、幸運を引き当てることができました。
手術でお腹の毛を刈ってしまい、つんつるてんになってしまっていたお腹もほぼ元通りになりました。術後の経過も良好そのものです。抜糸もとっくに終わり、どこどこ運動しても大丈夫で、ドッグランにも行くようになっています。
ランに連れて行ったところ、四回ぐらい「あれ、痩せました?」と尋ねられたのですが、実のところ、単にお腹の毛がなくなったのでスリムに見えるだけでして。
ただし、乳腺すべてを摘出したわけではありませんので、残っている乳腺にまた腫瘍ができる可能性はゼロではありません。
むしろ、この若い年齢で腫瘍ができたことを考えると、常に気を配ってやる必要があるのでしょう。
避妊手術も終え、予防策らしい予防策はもうありません。高齢での避妊手術ではそもそも予防策としては効果も薄いとも聞きます。あとは神様の気分次第。歯がゆくありますが、今の時点でこれ以上は、ぼくにできることはありません。
再発がないかどうか、毎日お腹をなでなですること以外には。
すっかり年も明けてしまいましたが、ぼくはぼくで、とても慌しい年末を過ごしました。
12/22、レウさんのお腹にしこりを発見しました。
寝っ転がりながらお腹を触るなんてことを良くやっているのですが、五番(一番後ろ)の乳首近辺にコリッとした小豆程度のしこり。
これが柔らかいものなら脂肪腫かな、だなんて考えることもできたのですが、場所と固さからして乳腺腫瘍なんじゃないかと思われ、血の気が引きました。残念なことに発見したのは夜中、翌日は癌の認定医であるところの病院もお休み。無理を言って仕事を休み、気が気でないまま 12/24 に病院へ。
診察を受けたところ、やはり「乳腺腫瘍でしょう」との見立て。悪性かそうでないかは摘出したあとの病理検査でないと判断ができませんが、その確率は 50-50。
取り除く必要がありました。悪性だとすると、放置することで重篤な結果になります。12/26 を手術の日と決め、血液検査に針生検、レントゲンと必要な検査を行いました。血液検査は異常なし。しかし、腫瘍であることは確定しました。レントゲンで確認したところ、現時点での転移は認められず。
この乳腺腫瘍は雌犬の 52% が罹る病気だそうですが、発生に至る仕組みは解明されておらず、早期に避妊手術を行っておくことで、この発生確率を大幅に引き下げることができることから、ホルモンバランスに深く関わっているのではないかと言われているようです。
先生のお話によれば、乳腺腫瘍に罹った子は、遅かれ子宮の病気にもなることが多いとのこと。
繁殖させる気は毛頭なかったレウさんを避妊していなかったのは股関節の問題もあり、体重管理が困難になるのではとの判断からでした。結果、今回の乳腺腫瘍に繋がりました。ぼくの見立てが悪く、賭けに負けたのです。救いようがないのは、避妊しないことによる、こうした病気のリスクをぼくは知っていたということです。
すでに四歳となったレウさんには、避妊手術を施したところで予防の効果は期待できませんが、それでもまったくのゼロではなく、乳腺の切除と避妊手術を行うことに。
12/26、手術のためにレウさん入院。
仕事には出たものの、ろくに手がつかないままに手術の結果を待ちます。
難度自体は高くないと言われているにしても、少なかれリスクのある全身麻酔からの手術には恐怖を感じてしまいます。結果から言うと、無事に成功。問題らしい問題も起きませんでした。成功の一報を受けた時、電話の向こうで遠吠えを繰り返すレウさんの声を聞き、どれだけの安堵をしたことか!
術後の入院につき、久方ぶりの家にレウさんのいない数日を過ごしましたが、これがまたやる事がなくて困りました。
部屋には空気清浄機とファンの音だけが聞こえ、扉を開ける時に身構えても体当たりを食らう事もなく、冷蔵庫を開けても傍らに座っている事もない。布団は冷えているし、寝ている足に圧迫感もなければ、鼻息がフンフンと当たることもない。車を運転すればすればで、いつもより軽い車に違和感。何もかもが静かで、何もかもが足りない。
12/28 、無事退院。
手術が終わってから今日まで、毎日チェックを欠かさないようにしていますが、水が溜まってしまっているぐらいで術後はおおむね良好です。はじめての手術。実に緊張しましたが、とりあえずうまくいって何よりといったところ。
摘出した腫瘍は病理検査のため研究所だかに送られていますが、年末年始ということもあって、結果が出るのはしばらく後になるとのことです。50-50 の良性と悪性のうち、さてどちらとなるのか。
結果がどうであれ幸運なことに、まだ転移が認められる段階になく、初期の初期のうちに手を打つことができました。犬へのボディタッチは何も信頼関係を築くだけのものではなく、病気の早期発見に繋がるものだと信じていて本当に良かった。
いろいろな理由で避妊手術を施していない方も多くいらっしゃると思いますが、どうかお気を付けください。
乳腺腫瘍。再発率も高く、肺などに転移し、死を招く病気です。今後再発するか否か。病理検査も結果も出ていない今の時点では何とも言えず、心配しても仕方のないことなのですが、怖い。恐ろしい。再発しないよう、片っ端からお祈りしていきたい心境です。願わくば願わくば、良性でありますよう。再発もしませんように。
ぽやんとした顔をしてるけど、わかってんのかなあ?
レウさんと一緒に出歩くことで、色々なことが耳に入ってきたり、また言われたりします。今まで耳にした言葉を書いてみることにしましょう。
とてもつもないノイズが一つ混じっているのは気にしないでいただくとして、やはり稀に「なんなんだ、お前は」と言いたくなってしまうようなのにも遭遇します。皆さんも色々な優しい言葉から、正直うっとうしい言葉をかけられちゃったりしているんでしょうね。
ただ、やはり悪意をぶつけて来る相手のことは犬にも分かるらしく、やはりそういう相手には近寄ろうともしません。
あ、ぼくは柴犬は大好きです。あの『プリプリキリッ』とした感じ、見てるとほんわかと幸せになりますよね。特におしりが最高。
ジャーマン・シェパードは最も美しい犬だと思っています。力強く、しなやかな肢体。知性と気品が溢れる顔つきに、優しい瞳。完成している犬種だと思います。
それでも、ぼくにとっての一番はニューファンドランド。
力強く、荘厳でありながらも、ちょっとまぬけなところがあり、我慢強く、勇敢でもあり、知性がある。そして何よりも、優しく愛情深い。「徳が高い」とでも言うんでしょう。
こんな子が長生きできないっていうのは、やっぱり神様が人間を信用してないのでしょうね。「ちょっとだけだから、早く返せよ」ってことらしく。ガッカリでございます。
いったいいつの話をしているんだおまえは、と思われそうですが、四月中旬にレウさんを連れてドギーパークに行った帰り道のお話です。
あまりにガッカリ砲が炸裂してしまったドギーパーク。このまま埼玉くんだりまで車を飛ばして帰宅する、というのは、あまりにもレウさんが不憫すぎる……というわけで、近くの富士五湖で遊ばせることにしたのでした。
この写真ではおとなしい感じですが、はじめて見るだだっ広い水場にエキサイトするレウさん。リードがなければ、もう横断しかねないほどにスイッチがガッチリと入っておりました。水場に入る、陸地に戻るの繰り返しで、それはもう随分とドロドロの有様に。
写真を見ると分かるとおり、普通の砂なわけですから、水で濡れた後に歩いてしまうとすごいことになるんですよね。
すっかり汚い風貌と化したレウさんを車に乗せながら、ちょっとシャンプーできる場所でも無いかなあと「犬と遊ぶリゾート地!」的なハンドブックをぱらぱらとめくってみると、富士五湖からは離れているものの、犬用の温泉があるというではないですか! しかも宿泊していなくても利用できるというらしい。
この時点ですでに四時。夜間になってしまうなあと思いつつ、ダメ元で電話をしてみると快諾。富士五湖から静岡は伊豆まで車を飛ばすことになったのでした。
途中、恐ろしい峠道でぐにぐにと曲がる道を行くなか、レウさんが車酔いしないかどうか不安だったのですが、本犬はグースカと後部座席を占有して爆睡。どうやら、レウさんはあまり酔わないようです。
もう七時を少し過ぎたあたりに到着し、さっそくロビーで受け付けを済ませて、犬温泉(ドッグスパ)に案内してもらいます。正直あまり期待していなかったのですが……広い! むちゃくちゃ広いです。しかも綺麗。普通に人間が入れちゃう広さで、レウさんが浸かってもぜんぜん余裕があります。
この写真で広さがだいたいお分かりいただけるかと思います。あっと、いきなり浴槽に浸からせたわけではなくて、もちろんシャワーで汚れを流して、シャンプーを済ませてからです。
シャンプー、タオルも備え付けのものを使用してもいいそうで、手ぶらでいっても大丈夫です。
レウさんもたいそう気に入ってくれたのか、ぼけーとした顔で温泉に浸かっております。ちなみに人間は入っちゃダメなようなので、実にうらやましい思いをしたものです。湿度むんむんの風呂場でシャンプーしたりと、こちらも汗だくだったというのに……。
温泉、タオル・シャンプー使用可、トリミングルーム使用可といたれりつくせりだったのですが、これで気になるお値段は 1,050 円! うーん、安い。
ホテル側からするとしょっぱいお客だったろうなと思うのですが、ホテルのスタッフさんの対応はとても好印象。
レウさんの身体が大きいのもあってタオルを多めに用意してくれたり、温泉に浸かっている間は使用中だったトリミングルームも、空き次第親切に教えてくださったりですとか。電話での応対も完璧でした。
レウさんはさっぱりし、こちらは汗だくになりながらも温泉から上がり、ラウンジでアイスコーヒーを飲んでいたときにも、レウさんに水を用意してくださったりですとか、水を飲んだせいで口元から垂れ落ちる水のことも「気にしないでいいですよー」と対応してくださったりですとか、良い印象ばかりが残っています。
というわけで、自信を持ってオススメできるところです。また行きたいなあ。
ちなみに温泉に入ったレウさんはどうなったかというと……びっくりするぐらいにサラサラのフワフワになっておりましたとさ。
温泉すごい。
このブログを立ち上げてから、もう二年も経っていることに気が付いて愕然としているぼくです。なんでそんなに経ってるんだろう……そりゃ歳も取るわ、びっくりしすぎて泣きわめきそうです。
エントリもまだ全然少ないわけですが、期間が長いと色々な単語が散り混じっているわけですから、それはもう多彩な検索キーワードでこの僻地にたどり着く方がいらっしゃいます。
そういえば最近はあまり見てなかったなあ、と CORESERVER 側で標準提供されている Analog から、アクセス記録をちら見していたところ、椅子から転げ落ちそうになるほどの驚愕を伴う検索キーワードを見つけてしまいました。
ちょちょ!!
犬小屋、ケージは犬を閉じ込めるための場所ではありません。
防音・吸音材を敷き詰めて密閉してしまうことで、確かに防音は実現できるのでしょうけれど、それは快適に過ごせる場所とは言えないと思うんですよね(適度な広さと空調を実現できるサイズとかであれば別でしょうが)。
犬が落ち着いて過ごせる場所、安心できる場所として、急な来客時に過ごして貰うための一時的な場所として使用するのであって、「鳴き声がうるさいから」という理由で押し込める場所ではありませんよね。
まさかそんな製品があったりするんじゃないだろうな、と思って検索してみると、どうやらあるらしい。ワオ……。
シロッコファン一基で大丈夫なのか……?と思いつつも、導入事例をいろいろと探していたら、「来客時に吠えて止まらないから、一時的な隔離部屋として」の使用が多いようでちょっと安心しました。
我が家のレウさんは吠えたとしても、いつまでもバウバウ言っていることはないので、ぼくはまったく困っていません。でも、いつまでも吠え続ける子は確かにいますよね。ご近所の目というか耳もあり、これは大変な問題なのだと思います。
当初、レウさんもドアのインターフォンが鳴ったときなんかには、割とバウワウ言っていました。どうやってこれを止めてもらったのか、参考になるかもしれませんので、考え方を含めて今回書いてみることにします。
ただ、ぼくの考え方や、やり方が決して正しいというわけではありません。プロでもないですし。ぼくは割と適当な考え方をしていて、「少しぐらい吠えてもいいじゃない」と思っているクチです。そもそも完全に吠えさせないようにする、ということを目的にはしていませんでした。
だって、「しゃべるな」というのは無茶苦茶だと思いません?
犬の行動には、必ず何かしらの理由が存在します。
彼らはプログラムされた機械ではありませんので、れっきとした感情があり、彼らなりの考えがあるはずです。「吠える」という行動も、何らかの理由があるからこそ吠えているに違いありません。
では犬にとって、吠える行動とは何を表しているのでしょう。
これは犬が人から与えられた最初の役目のはずです。これはもうずっと、何千年もの時間で続いている彼らのお仕事。彼らはあなたを守るために、危険が近づいているということを、たぶんあなたに伝えようとしていたりしています。これはあなたを思うがこその行動……です。たぶん、きっと。
どうでしょう。こう考えれば、ちょっとは見方が変わりませんか?
やってはいけないこと
では、いったいどうすればいいんでしょう。
あなたが彼・彼女らに教えるべきことは「ありがとう。状況は分かったから、キミがこれ以上吠える必要はない」ということです。
吠えてもイライラしないでください。目を合わせて、軽く頭にでも手を置いて、別に脅威はないということをあなたの目と、落ち着いた心で教えてあげてください。きっとそれだけで充分で、特別なことは不要です。
犬はぼくたちが思っているよりも、ヒトの感情に対して敏感です。
ぼくたちがこの子達は何を考えているのだろう、と考える以上に、彼らはぼくたちの考えていることを知ろうとしているのだと、ぼくは考えています。
怒ったり、イライラしながら何かを教え込もうとしても、きっと混乱するはずです。あなたは群れのリーダーなわけなのですから、どっしりと落ち着いているのがいいはずです。群れのリーダーたる存在が落ち着いていないんだったら、「この人はリーダーじゃないのかなあ」なんて、そう思われてしまうかもしれません。
どんなしつけにも言えることですが、時間を重ねても期待どおりの結果を返してくれないかもしれません。それでも焦ったり、諦めることはしないでください。けっして諦めないこと。彼らに何かを教えるうえでは、とっても重要なことです。
一番大事なことは……わざわざ書くべきことでもないですよね。
あ、我が家はこんな感じです。
レウさん:ばうわう!(だれか来たよ!)
ぼく :はいはい、ありがとさん。
レウさん:(こっちを見ながらウロチョロする)
(2009/6/10 0:51 追記)
こちらの子、ボランティアの保護団体の方々が保護してくださったようです。まずは一安心。この子が新しい家族に巡り会って、幸せになれることを祈るばかりです。
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「動物殺処分に思う」のエントリで、昨日 6/8 に五歳になるニューファンの女の子が保護センターに持ち込まれたため、その里親さんを探しているとのコメントをいただきました。
該当エントリでも書いてあるとおり、保護センターに入ってからの猶予はびっくりするほど短いため、この子が「処分」されないためには一分一秒でも早く、新しい家族を捜し出してあげる必要があります。
せめて一時預かりだけでもできればとは思うのですが、残念ながらぼくの環境ではそれが難しく、直接何とかしてあげることができません。心苦しいです。
興味がある方は是非、「動物殺処分に思う」エントリから詳細をご確認ください。