カテゴリー : しつけ

密閉式犬小屋

このブログを立ち上げてから、もう二年も経っていることに気が付いて愕然としているぼくです。なんでそんなに経ってるんだろう……そりゃ歳も取るわ、びっくりしすぎて泣きわめきそうです。

エントリもまだ全然少ないわけですが、期間が長いと色々な単語が散り混じっているわけですから、それはもう多彩な検索キーワードでこの僻地にたどり着く方がいらっしゃいます。

そういえば最近はあまり見てなかったなあ、と CORESERVER 側で標準提供されている Analog から、アクセス記録をちら見していたところ、椅子から転げ落ちそうになるほどの驚愕を伴う検索キーワードを見つけてしまいました。

「泣き声のもれない犬小屋」

ちょちょ!!

犬小屋、ケージは犬を閉じ込めるための場所ではありません。

防音・吸音材を敷き詰めて密閉してしまうことで、確かに防音は実現できるのでしょうけれど、それは快適に過ごせる場所とは言えないと思うんですよね(適度な広さと空調を実現できるサイズとかであれば別でしょうが)。

犬が落ち着いて過ごせる場所、安心できる場所として、急な来客時に過ごして貰うための一時的な場所として使用するのであって、「鳴き声がうるさいから」という理由で押し込める場所ではありませんよね。

まさかそんな製品があったりするんじゃないだろうな、と思って検索してみると、どうやらあるらしい。ワオ……。

シロッコファン一基で大丈夫なのか……?と思いつつも、導入事例をいろいろと探していたら、「来客時に吠えて止まらないから、一時的な隔離部屋として」の使用が多いようでちょっと安心しました。

我が家のレウさんは吠えたとしても、いつまでもバウバウ言っていることはないので、ぼくはまったく困っていません。でも、いつまでも吠え続ける子は確かにいますよね。ご近所の目というか耳もあり、これは大変な問題なのだと思います。

当初、レウさんもドアのインターフォンが鳴ったときなんかには、割とバウワウ言っていました。どうやってこれを止めてもらったのか、参考になるかもしれませんので、考え方を含めて今回書いてみることにします。

ただ、ぼくの考え方や、やり方が決して正しいというわけではありません。プロでもないですし。ぼくは割と適当な考え方をしていて、「少しぐらい吠えてもいいじゃない」と思っているクチです。そもそも完全に吠えさせないようにする、ということを目的にはしていませんでした。

だって、「しゃべるな」というのは無茶苦茶だと思いません?

犬の行動には、必ず何かしらの理由が存在します。

彼らはプログラムされた機械ではありませんので、れっきとした感情があり、彼らなりの考えがあるはずです。「吠える」という行動も、何らかの理由があるからこそ吠えているに違いありません。

では犬にとって、吠える行動とは何を表しているのでしょう。

これは犬が人から与えられた最初の役目のはずです。これはもうずっと、何千年もの時間で続いている彼らのお仕事。彼らはあなたを守るために、危険が近づいているということを、たぶんあなたに伝えようとしていたりしています。これはあなたを思うがこその行動……です。たぶん、きっと。

どうでしょう。こう考えれば、ちょっとは見方が変わりませんか?

やってはいけないこと

  • 叱りつける
    よく見るケースだと「吠えちゃダメっていってるでしょ!静かにしなさい!」的なものでしょうか。あなたが一緒になって吠えているわけですから、落ち着くはずがありませんよね。鳴き声は鳴き声を呼びます。
  • 殴りつける
    吠えるのは止めるかもしれませんが、信頼関係も終わります。

では、いったいどうすればいいんでしょう。

あなたが彼・彼女らに教えるべきことは「ありがとう。状況は分かったから、キミがこれ以上吠える必要はない」ということです。

吠えてもイライラしないでください。目を合わせて、軽く頭にでも手を置いて、別に脅威はないということをあなたの目と、落ち着いた心で教えてあげてください。きっとそれだけで充分で、特別なことは不要です。

ゆっくりね!

犬はぼくたちが思っているよりも、ヒトの感情に対して敏感です。

ぼくたちがこの子達は何を考えているのだろう、と考える以上に、彼らはぼくたちの考えていることを知ろうとしているのだと、ぼくは考えています。

怒ったり、イライラしながら何かを教え込もうとしても、きっと混乱するはずです。あなたは群れのリーダーなわけなのですから、どっしりと落ち着いているのがいいはずです。群れのリーダーたる存在が落ち着いていないんだったら、「この人はリーダーじゃないのかなあ」なんて、そう思われてしまうかもしれません。

どんなしつけにも言えることですが、時間を重ねても期待どおりの結果を返してくれないかもしれません。それでも焦ったり、諦めることはしないでください。けっして諦めないこと。彼らに何かを教えるうえでは、とっても重要なことです。

一番大事なことは……わざわざ書くべきことでもないですよね。

あ、我が家はこんな感じです。

レウさん:ばうわう!(だれか来たよ!)
ぼく  :はいはい、ありがとさん。
レウさん:(こっちを見ながらウロチョロする)

犬小屋に入らない犬のしつけ方

なんて感じの広告が載っていました。

よく見ますよね。「うちの子ハウスが嫌いなんですよ!」とかそんな感じの悩み。

きちんとしたしつけをすれば、そんなことはなくて、犬にとってもっとも安心できる場所になってくれます。今回はハウスを好きになって貰うためにはどうすればいいのかを書いてみることにしましょう。


Creative Commons License photo credit: k is for kristina

といっても簡単です。

元から犬は自分の身体がすっぽり収まるぐらいのスペースを好みます。

ハウスが嫌いになってしまったのは、何か原因があるはずです。悪戯してしまった際に、怒りながらハウスに閉じ込めちゃったりしたことなんてありませんか? だとすれば間違いなくそれが原因でしょう。人間からすると問題行動でも、犬にとってはきちんと論理だっているのです。

叱るための場所にはしない!

これが一番大事です。自分にとって嫌な思い出があるところには、当然近寄りたくありませんよね。犬だっておなじです。

  • ハウスはまったりできていいところです。

ということを教えてあげるのが一番。

今、ハウスに入ることを嫌がってしまっているのなら、まずはそれを取り除くことからはじめましょう。そうでない場合もやることはおなじ。お気に入りのおもちゃを入れてあげる、大好きなおやつを入れてあげるなどして誘導するのが一番。なんなら大好きなあなたがハウスに一緒に入ってあげて、「ここはいいところ」だと教えてあげるのもいいです。

以前ご案内したことのあるクリッカーを使うのもいいアプローチです。

ハウスに近づいたらパチン、ご褒美! ハウスにちょっと入ろうとしたらパチン、ご褒美! ハウスに片足でも入れたらパチン、ご褒美! ハウスに入ったら……ジャックポット! はい、これであなたの愛犬はハウス大好きな犬になりました。とっても簡単。

ハウスが嫌いでしょうがない、なんて状態になっていたとしても、焦りは禁物です。

犬のしつけでもっとも大事なことは、犬の知性でも方法でもありません。諦めないことです。

別に半年かかってもいいじゃないですか。一日二日で言うことを聞いてくれないからといって「この子は馬鹿だから」なんて投げ出してはダメです。馬鹿じゃありません。どんな犬でもお利口さんになれるチャンスはあるのです。それを潰すか、潰さないかということを忘れないでください。

どんなしつけにも言えることですが、焦らない、過剰な期待はしない、失敗して当然ぐらいの考えでいれば、こと家庭犬に関しては、充分なレベルのお利口さんに育ってくれるはずです。

ハウストレーニングが終わっていると、とーっても楽です。ちょっとした留守の際にでも悪戯をされる心配もありませんし(十時間とかはもちろんダメですよ!)、掃除の邪魔をされることもなければ、急な来客時にもおとなしく待って貰うこともできます。

犬のしつけは簡単です。犬は常にあなたのことを見て、言葉に耳を傾けて理解しようとしてくれているのですから。

では次回の突発しつけコーナーでお会いしましょう! ネタはありません!

レウさん、外でンコをする。

未だ苦労の続く、外でのトイレ。

おしっこ自体は外でまったくしなくなったのですが、問題はでっかいほう。ウンチョス。トイレのトレーニングはとにかく根気とはいっても、うんこを一日何回してくれるわけでもないので、回数もこなせず難儀しています。ゲージ(?)が溜まっていれば「ワン・ツー」コマンドでしてくれるのですが……。

一日必ず二回うんこをするというわけでもないレウさん。仕方がないので散歩に連れて出るわけですが、これがこっちを油断させようとしている罠なのか、今日は大丈夫だろうと思う日に限ってやってくれます。外では事前ににおいを嗅ぐわけでもなし、くるくると回るわけでもなしのゼロタイム・ウンチングポジションについてしまい、制止もままなりません。

大きく広がる青い空。朝の清涼な空気とあわさって、それはもうブリッとかました日にはさぞかし気分がよいでしょう。父ちゃんもちょっとうらやましいよ。でも、それを拾い上げる方の気分は逆なんだよー、このバカタレー!

100枚入りポイ太くんがなくなるまでに何とかしたいところですが、やっぱり運動(散歩)で腸なりが刺激されて出したくなっちゃうのでしょうから、盲導犬もそうやっているように、散歩に行く前になんとか済ませてからのほうがいいよね、と再認識。

明日からは少しやり方を変えてみることにします。トホー。

人の苦労も知らず…… したいときにするのがワタクシ流

レウさん、外で粗相をする。

ようになってしまった。

これまではあまり外で排泄をすることがなかったのですが、この前、家で大幅にトイレを外してしまったときに「なにやっとんじゃーい」と言ってしまったのが原因(やってしまった……)か、家のトイレであまりしなくなってしまいました。

これは困る。非常に困ります。

大型犬となれば、その量は半端ではなくて、それをご近所に散布してしまうのは少し問題になってしまいますし、老後を考えると外でしかしない、というのは色々と大変なわけです。というわけで、あらためてトイレのトレーニングをやり直すことに。まずは、本日から心をさらに修羅にして『家で排泄を済ますまで散歩には絶対行かない』 作戦を敢行することにします。

ご飯をあげた後に排泄をしようとするのは、これまでで分かっていることなので、まずは朝ご飯を与えてから。クリッカーを使って誘導することにしてみました。

  1. おしっこしそうなそぶりを見せる
  2. ワン・ツー(排泄の合図)と声をかける
  3. レウさん、トイレに移動しておしっこスタイル
  4. クリッカー
  5. 繰り返し(徐々に鳴らすタイミングを遅らせる)

といった具合でしょうか。トイレの意味は理解しているものの、「やらないわよ」といった状態なのです。0からはじめる場合には、トイレへの移動と実際の排泄とで、二つに分けて覚えさせてあげるといいんじゃないかと思います。

出したらそこで終わってしまう都合上、あまり回数をこなすことができないのが惜しいところではあるのですが、本日朝のセッションは無事完了。散歩前の排泄には成功しました。

ただ、散歩前にご飯を与えてしまうと、ニューファンドランドのように胸の深い犬種は「胃捻転」 の危険性があります。散歩程度の運動では大丈夫だと思うのですが、この胃捻転、発症から処置まで迅速に行わないと、死亡してしまうという恐ろしいもの。

特に食後の急な運動は危険ですから、皆さんも気をつけてください(有名なものなので、皆さん気をつけていらっしゃるかと思いますが)。

したいときにするのがオレ流

いちいちうるさいわねー

クリッカーではじめるドッグトレーニング

クリッカーを新調したにあたって、今日は犬のトレーニングのお話を書いてみることにします。

犬のトレーニングというか、しつけの方法には様々なやり方がありますが、そのなかでは新しい部類に入るだろう『クリッカートレーニング』 を我が家では採用しています。理由はお手軽かつ効果的であること。おすわり程度なら、トレーニングをはじめてすぐに理解させることができるでしょう(個体にもよるんでしょうけど、レウさんは五分経たずに覚えています)。

用意するのはクリッカーと、少しのご褒美だけ。

クリッカーとトリーツポーチクリッカー

このクリッカーはあまり多くのペットショップなどで購入できるものではありませんが、通信販売などを利用すれば扱っているショップも多く、およそ 300 円程度で購入できます。

このクリッカー自体は単純な作り、ボタンを押せば「カチッ」と甲高い音が鳴るだけのものです。この音は条件性強化子(ややこしい)、つまりは『音が鳴ったらおいしくて嬉しい!』という合図として用いるわけです。もちろん人の合図(グッド!など)でもかまわないわけですが、どんな状況でも聞き取りやすく、簡単なアクション ((なんせ指で押すだけですから))で即座に合図を出すことができるのですから、やはり専用の用具であるクリッカーを使うほうが優れています。

はじめてクリッカーを使うにあたって教えるべきことは、前述の『音が鳴ったらおいしくて嬉しい』です。ちょっと馬鹿っぽいフレーズですが、クリッカーが鳴ったときの犬の表情を一度見て貰えれば、ご納得いただけるのだと思います(笑)。はじめはとても簡単で、クリッカーを犬に見せてあげながら「カチッ」と鳴らす。その後にご褒美としておやつをあげる。これを数回繰り返すだけです。

一度これをこなしてから、次は「おすわり(sit)」を覚えさせてみましょう。

おやつを見せながら、おやつを持った手を犬の頭の後方まで運ぶと、犬は自然と座りこみます(振り返ろうとしたり、動き回るようなら無視しましょう)。別段なにもせず、ただ座るのを待つだけでもかまいません。犬が座ったその直後がクリッカーを鳴らすはじめてのタイミングです。クリッカーを鳴らしてご褒美をあげたあとには、これを数回繰り返すだけ。

トリーツポーチのなかはおやつまみれポーチの中には特別なおやつを!

繰り返すうちに、犬も『おすわりすると音が鳴っておいしくて嬉しい』ことを覚えてくれるようになります。

ちなみに合図を教えるのは、完全におすわりができるようになってからです。おすわりをしたタイミングで合図を出すように、徐々に切り替えていきましょう。

今回はおすわりを例にしましたが、他のものでも同じことです。こちらから見て好ましい、覚えさせたい行動をしたか、誘導させた瞬間にクリッカーを鳴らしてご褒美を与える。この繰り返しです。とっても簡単に教えることができる方法で、これまでに試したことのない方には是非一度おためしいただきたいトレーニングです。

ちなみに犬のトレーニングを 30 分みっちりやったところで効果はありません。犬の集中力が続く時間というのは長くても10分程度と言われていますから、一回のトレーニングは 5 分程度までに止めておきましょう。

トレーニングが終わった最後には、思いっきり褒めてあげましょう!

クリッカーを使ったトレーニングについて、もっと詳しく知りたい方には以下の書籍がお勧めです。