カテゴリー : ペットと暮らす

photo credit: Tasslehoff Burrfoot
彼、彼女らに与えられた時間は、ぼくたち人間と比べてとっても短い。
はじめは本当に小さく、か弱い彼らはびっくりするぐらいの早さで大人になって、老いていく。だから彼らを迎える前には、最後の時まで一緒にいる、なんて本当の覚悟が必要なのです。
そうした覚悟のうえで「家族」になってくれた彼らは、言葉もないし、何を伝えたいのかもよく分からないのだけれど、喜怒哀楽は間違いなくあって、彼らは精一杯に生きて、その短い一生のなかで精一杯の愛情をぼくたちに与えてくれます。
数年、十数年経って、彼らが帰ってしまったときには与えてくれた愛情の分だけ、ぽっかりと彼らの形をした大きな大きな穴が心に空いてしまうのだけれど、それもいつしか自然とおんなじ形をした思い出が、その大きな穴を埋めてくれます。
彼らはけっして悲しませるためにぼくたちのところに来るんじゃなく、出会いのきっかけはどうあれ、ぼくたちを幸せにするために来てくれる。
彼らの短い一生が幸せなものだったのかどうか、言葉もないし、ふといなくなられてしまうものだから確認することはできないのだけど、それでも最後に笑って思い出せるような関係だったのなら、きっとお互いに幸せだったんじゃないかなあ、なんて。
それぐらいは思ったって許されると思うのです。
なんで突然こんなエントリをしたのかって?
我が家のリン・ランを迎えるにあたっての原動力のひとつでもあった、赫乃丈の愛フェレットこと「ショボチン」が天に還ったからです。ご冥福を祈るぜ、コンチキショウ。
道内で飼い主が飼育を放棄し、処分されるペットの犬や猫が後を絶たない。
07年度は8千匹余りの犬、猫が処分された。人間の勝手な都合で放棄された例が目立つという。
ペットの高齢化は人間社会と同様に進んでおり、介護が困難になって放棄するケースもあるようだ。
飼い主が「返品」をめぐってペット店とトラブルになるケースも多いという。
夫が家族に相談せず生後6カ月の犬を購入したが、 予想以上に鳴き声やにおいがひどいため、
飼育を断念。購入翌日に返品しようとしたが、店に拒否された。
こういう話題を見るたびに憤りを感じます。そりゃ生きているのですからうんこもするし、鳴きもします。臭いもします。
返品? 捨てる? 最悪、殺すことに繋がるというのに。
もっとも被害を被るのは他ならない動物たちですが、二番目に被害を被るのはそういった施設で働いている方たちでしょう。彼らはたぶん、きっと、動物が好きだからこそ獣医の資格なんかを取ったのであって、動物たちを自分の手にかけなきゃいけない日々のことなんて、考えてもいなかったのではないでしょうか(「ボタン」を押している方は獣医資格を持っている方ではないのかもしれません。もしそうなら教えてください)。
安易な気持ちで飼って、捨ててしまう彼らからすれば、うんこひとつで一喜一憂するぼくのことをまったく理解できないのでしょうし、ぼくも動物を「殺す」ことを良しとする人間のことが理解ができません。
動物愛護先進国たるイギリスでは、どうも生体を扱うペットショップ自体がなく、しかも法で規制されているからという理由ではなくて、ペットショップ自体が自粛して販売していないということらしいのです。同じ先進国でありながらも、ここまでの違いが生まれた理由は一体どこにあるのでしょうか。
変えなきゃいけないのは法ではなくて、やっぱり人の意識なんでしょう。でも具体的に何をどうすればいいのか、ぼくには分かりません。とても悔しいのですけれど。
ぼくは殺処分される動物たちの現状を書籍等々で色々と調べて、それなりに実情を知ってしまいました。だからこそ何とかしてやりたい。何とかしてやりたいと思うのですが、だからどうすれば、というところに解が出ません。
だからせいぜいぼくにできることは、この場末のウェブログでこういった事があるんだと稚拙な文章で伝えることだけです。
たまたまこの文章を見つけて、そして読んでくださったなかでペットを飼いたいと思われている方。十年、もしくはそれよりもずっと長く、彼・彼女らと共に過ごすことができるのかどうかをじっくりと考えてあげてください。じっくりと考えたうえで迎えることができたのなら、真摯に愛情をやりとりできる、とてもすてきな家族になってくれるはずです。
個人的には、お日様と何かが混ざったような犬の独特のこの匂いは、なにものにも変えられない、とっても幸せな匂いだと―そう思うのですけれど。
これがイヤだってのは……本当に、わっかんないなあ。
CORESERVER からさくらインターネットに引っ越します!ワーイワーイ! なんて話じゃありません。
今現在、ぼくが住んでいる家はレウさんのための部屋といっても過言ではないほどの狭さ。もとより大型犬を飼っていること自体が信じられないほどの愚行なのであり、むしろ追い出されない方が不思議だよね、というレベルであったりします。
実は今住んでいるところは元々ペット禁止のマンションだったのですが、大家さんとは昵懇にしていたこともあってこんなやりとりをしました。
ホワワワーン(回想)
ぼく「犬飼いたいんですけど、やっぱりダメですかねえ?」
大家「うーん、にゆうふさんなら問題ないでしょう。いいですよ、どうせ小さい犬でしょ?」
ぼく「いやー、ちょっと大きい犬なんですよね」
大家「へえ、まあいいですよ」
ホワワワーン(回想おしまい)
そしてやってきたのは、ニューファンドランド。
バリバリ大型犬です。でもレウさんはほとんど吠えないし、走り回らない(もとより走り回るスペースがないがな!ハハハ)ので、人に迷惑はかけていないと断言できます。なんせレウさんを迎えて半年ぐらい経ってから、隣の人とばったり会ってしまい、その時に「犬飼ってたんですか?!」と言われる始末。
ペット飼いたいなあ、なんて思っている人。
この世は金とコネです。お金はどうにもならないことのほうが多い世の中ですが、人脈作りはだいたいタダです!ご近所付き合いだけはしっかりとしましょう! 「おはようございます、こんにちは、こんばんは」は世界を制する!
何の話でしたっけ。
ああ、そうそう。我が家はレウさんの大きさを知っている人からすると、まさしく犬小屋。当サイトの名称「犬小屋」とはこの部屋のことを指しています。こんな話は実にどうでもよろしいのですが、やっぱり狭いのです。
狭いに加えて、転職してからというものの、電車の乗り換えを二度もしないとならないというあたりで、かなりイライライライラする毎日を過ごしており、これは実に精神衛生上よろしくない。引っ越したいメーターがぐんぐんぐんぐん上がっていることもあって、少し本気になって物件を探してみることにしました。
やっぱりこのご時世、物件を探すのに不動産屋を巡って……なんてのはナンセンス。数多ある不動産サイトでぽちぽちと探すことにしました。
ペット可物件で、大型犬飼育可能っと……ええと? 賃料五十万円。ほほう?
すごいなー、ナチュラルに手取りより高い物件しか出てこないよ。世の中不景気だーっと騒がれていますが、やっぱり貰う人はそれだけ貰っているようです。つうか、家賃に五十万も払うんだったら家買えばいいのに、死ね、と非ブルジョアなぼくはボヤきながら検索してみるも、ありません。もう絶望的にありません。ないったらないんです。
しかたあるまいと「ペット相談!」とか「ペット可!」を謳っている物件で、条件に合いそうなところを片っ端から問い合わせてみることにしました。
「ペット可とありますが、大型犬の飼育は可能でしょうか?」
「ムリですね」
「大型犬はちょっと」
「小型犬までです」
「…………(返信なし)」
だいたいこんな感じです。そのうち数えるのも馬鹿らしいぐらいの数を問い合わせて、オッケーが貰えた物件はたったの二件。しかし結局のところは内見もせずにダメになっちゃったのでした。
しかし捨てる神あれば拾う神あり。
内見しにわざわざ出向いた不動産屋に調べてみて貰ったところ、ちょうど空きができる「ペット共生住宅」が! しかも大型犬飼育可能という好条件。
通勤時間はちょっと延びてしまいますが、レウさんの快適な暮らしを第一に考えると、多少通勤時間が延びてしまうのは仕方ないでしょう。伸びた通勤時間は自分の勉強時間とかに充てることもできるわけですし……ということで、気に入らなかったらキャンセルしますよ、と念を押した上で手付けを打って物件確保。特に問題がないようなら、犬小屋は移転する運びになる予定です。
ちなみにお家賃は今住んでいるところよりもお安くなります。しかも駐車場を借りたとしても安い! 今まで車を持っていないことでレウさんを色々な場所に連れて行ってあげることができなかったぼくですが、引っ越した折にはスーパーレウ号(命名済み)を導入して、めくるめく快適ドッグ・ライフが待っているような気がしないでもないのでした。
もうカーナビとか用意しちゃおうかな!

photo credit: Lorenzo_EOS
一人暮らしで動物を飼っている方は、夏をどう乗り切るのかきっと頭を悩ませていると思います。ぼくもそのうちのひとりです。
東京都内なんかでは真夏日にエアコンを使用せずに放置していると、室温は 30 度を軽く突破してしまうおそれがあります。そんな過酷な環境に耐えられる動物はそういないわけで、犬、猫、うさぎ、フェレット等々、下手すると熱中症にかかってしまい、命の危機に瀕してしまいます。
おお、書いていて怖くなってきました……ちょっと気が早いですが、今回はそんな真夏対策をどうするのかをつらつらと書いてみることにします。
我が家のニューファンドランドのレウさんは、ご多分にもれず暑さにとてもとても弱いです。そもそもニューファンドランドの耐暑能力はかなり低く(もふもふしてますから)、夏はエアコンなしでは生きていけない身体なのです。たぶん。
これへの対策として、我が家では 5 月頃からエアコンを 24 時間つけっぱなしに。そしてやはり怖いのが停電とエアコンの故障。
電気代はお金を払えばいいだけですが、突発的なアクシデントにどう対応(故障はしょうがないとして)するのか、ここ数日考えてみました。
まず真っ先に考えたのが常時室温が分かるようにしておき、異常時には帰宅して対応するなどの監視体制を敷くという反社会的かつ王道的なプラン。
ただ、実際に商品を探してみると高い!数万円するのはザラで、さすがに厳しいものがあります。そんななか見つけたのが秋月電子通商で取り扱っている PICNIC という商品。自分で組み立てるキットものらしいのですが、ネットワーク対応+温度測定ができるようです。
こりゃいい、と購入しようと考えていたところ、カートに入れる直前で「ここまでできるキットがあるなら実はエアコンも制御できたりするものがあるんじゃないか?」と思い直し、さらに色々調べるてみると……あった!ありましたよ!ママ!!
その名が示すとおり、うさぎを快適にするための製品です。具体的に何ができるかというと……。
ぼくが望む機能が丸々入っています。一万円と少しでありながら、この機能!「これしかない」とぽちっと注文。普段は無駄遣いの多いぼくですが、今回の買い物こそは無駄でもなんでもなく、安心を買うためのものと割り切ることができます。
ただこれだけでは温度を測定する PC 本体が止まってしまったときに対応ができなくなってしまうので、別途 UPS (無停電電源装置)を調達してやる必要があります。とはいえ、これもレウさんに快適で安心なお留守番をしてもらうためと割り切って、会社帰りにでも UPS を買って帰ることにします。
いくらセンサーを用意したところで、停電→PC即死のコンボを食らうとどうしようもありませんしね!
復職したというものの、すでに退職が決まっているぼくには特に仕事が割り当てられるわけでもなく、なんとなく居心地の悪い腐った時間を過ごしているのですが、そんななかで気になるのがやはりレウさんのこと。
寂しい思いをしていないだろうか。
何かトラブルが起きていないだろうか。
何か壊されてるんじゃないかだなんてどうだってよくなるぐらいに、時計の針が進むごとにいつだって考えてしまいます。一人暮らしで犬を飼うってことは、飼い始める前はひとりの問題。でも、その後はお互いの問題として抱え、共に生きていくことになります。
今日も帰りには病院に寄って帰るつもりだったのですが、どうしてもどうしても気になってしまい、病院に行くのはキャンセルして帰路へとつきました。ドアを開けて、普段通りの熱烈歓迎を受けてから、ようやく『ああ、よかった。今日も何もなかった』と、ようやく安堵。
一人暮らしで犬を飼うだなんて、客観的に見れば苦行以外の何物でもありません。
朝だって早く起きなきゃいけないし、今日はおなか空いてないからご飯はいいやだなんてできない。趣味を諦め、外出を諦めて、様々なことを諦めるといったかたちで代償を支払うことが多くあります。
それでも、ほんの少しだけ辛く我慢のできない苦しいことや悲しいことを拭ってくれて、何かを諦めてしまった代償以上の、形には残らない何かを与えてくれる。
何でいきなりこんな投稿をしたかというと。
ぼくにもたれかかるように座り、500 円もしなかった安いぬいぐるみを咥えながら寝そべっているレウさんをブラシで撫でながら、なんだかそう、分相応にも幸せだと思ってしまったのです。
「この犬をお願いします」関東地方のある市の保健所。60代の男性が生後1週間の雑種犬3匹を持ち込んできた。 「子犬たちは処分されるんですよ。それでもいいんですか?」。考え直してほしい…そう願いを込めて説得する職員。しかし男性は「私の勝手でしょう」と冷たく言い放った。
「【溶けゆく日本人】身勝手な飼い主 動物の命ないがしろに」リビング‐暮らし経済ニュース:イザ! (2008-02-07)
殺処分の現状について考えたことはありますか? ぼくはこの手の本を数冊買い、その現状を知り絶望した口です。
日本における動物の殺処分は、よく世間で言われているような「安楽死」ではありません。ドリームボックス*1 と呼ばれる、狭苦しい箱へと押し込まれ、二酸化炭素による窒息によって「処分」されるのです。そして保護されてから、殺処分されるまでの猶予は、一週間もないのです。
殺処分の割合は、動物保護の先進国たるイギリスは一割。それに比べて、日本では保護された動物のなんと八割以上が殺処分されています。新しい飼い主さんが決まり、幸せな一生を暮らせるのはほんの一握り。
この動物殺処分について特集の組まれた番組を紹介しておきます。正直、見ていてとても辛い動画ですが、殺処分についてよくご存じでない方や動物が好きな方にこそ、是非一度ご覧いただきたい動画です。
情けないことに甲斐性のないぼくには、レウさんがいるなか、他の子を迎えてあげるようなことができません。だからせめて、この現状について知らない方が知るきっかけになればという願いを込めつつ、本記事を投稿します。
暗く暗いとてもやるせない話題ですが、ひとつだけ明るい材料もあります。この動物殺処分の数は、少しずつではあるものの年々と減少しているのだそうです。
ぼくたちの隣なり、足下なり、ご近所なりにいる毛むくじゃらの生き物たちは、互いに殺し合いをしてしまうようなぼくたちに過去より辛いときも楽しいときも、共にいることを選んでくれた、かけがえのない存在です。どうか、それを裏切らない社会になりますように。
最後に、「処分」されてしまった子たちへ。
ごめんなさい。許してくださいとは、とても言えません。でもぼくは君たちの次の一生は、とんでもなくどうしようもないぐらいに、幸せになるはずだと信じています。だって、そうでないと釣り合いが取れないでしょう?