タグ : 手術

レウさんと乳腺腫瘍

すっかり年も明けてしまいましたが、ぼくはぼくで、とても慌しい年末を過ごしました。

12/22、レウさんのお腹にしこりを発見しました。

寝っ転がりながらお腹を触るなんてことを良くやっているのですが、五番(一番後ろ)の乳首近辺にコリッとした小豆程度のしこり。

これが柔らかいものなら脂肪腫かな、だなんて考えることもできたのですが、場所と固さからして乳腺腫瘍なんじゃないかと思われ、血の気が引きました。残念なことに発見したのは夜中、翌日は癌の認定医であるところの病院もお休み。無理を言って仕事を休み、気が気でないまま 12/24 に病院へ。

診察を受けたところ、やはり「乳腺腫瘍でしょう」との見立て。悪性かそうでないかは摘出したあとの病理検査でないと判断ができませんが、その確率は 50-50。

取り除く必要がありました。悪性だとすると、放置することで重篤な結果になります。12/26 を手術の日と決め、血液検査に針生検、レントゲンと必要な検査を行いました。血液検査は異常なし。しかし、腫瘍であることは確定しました。レントゲンで確認したところ、現時点での転移は認められず。

この乳腺腫瘍は雌犬の 52% が罹る病気だそうですが、発生に至る仕組みは解明されておらず、早期に避妊手術を行っておくことで、この発生確率を大幅に引き下げることができることから、ホルモンバランスに深く関わっているのではないかと言われているようです。

先生のお話によれば、乳腺腫瘍に罹った子は、遅かれ子宮の病気にもなることが多いとのこと。

繁殖させる気は毛頭なかったレウさんを避妊していなかったのは股関節の問題もあり、体重管理が困難になるのではとの判断からでした。結果、今回の乳腺腫瘍に繋がりました。ぼくの見立てが悪く、賭けに負けたのです。救いようがないのは、避妊しないことによる、こうした病気のリスクをぼくは知っていたということです。

My eyes

すでに四歳となったレウさんには、避妊手術を施したところで予防の効果は期待できませんが、それでもまったくのゼロではなく、乳腺の切除と避妊手術を行うことに。

12/26、手術のためにレウさん入院。

仕事には出たものの、ろくに手がつかないままに手術の結果を待ちます。

難度自体は高くないと言われているにしても、少なかれリスクのある全身麻酔からの手術には恐怖を感じてしまいます。結果から言うと、無事に成功。問題らしい問題も起きませんでした。成功の一報を受けた時、電話の向こうで遠吠えを繰り返すレウさんの声を聞き、どれだけの安堵をしたことか!

術後の入院につき、久方ぶりの家にレウさんのいない数日を過ごしましたが、これがまたやる事がなくて困りました。

部屋には空気清浄機とファンの音だけが聞こえ、扉を開ける時に身構えても体当たりを食らう事もなく、冷蔵庫を開けても傍らに座っている事もない。布団は冷えているし、寝ている足に圧迫感もなければ、鼻息がフンフンと当たることもない。車を運転すればすればで、いつもより軽い車に違和感。何もかもが静かで、何もかもが足りない。

12/28 、無事退院。

扉越しの対面

手術が終わってから今日まで、毎日チェックを欠かさないようにしていますが、水が溜まってしまっているぐらいで術後はおおむね良好です。はじめての手術。実に緊張しましたが、とりあえずうまくいって何よりといったところ。

摘出した腫瘍は病理検査のため研究所だかに送られていますが、年末年始ということもあって、結果が出るのはしばらく後になるとのことです。50-50 の良性と悪性のうち、さてどちらとなるのか。

手術後、公園で。

結果がどうであれ幸運なことに、まだ転移が認められる段階になく、初期の初期のうちに手を打つことができました。犬へのボディタッチは何も信頼関係を築くだけのものではなく、病気の早期発見に繋がるものだと信じていて本当に良かった。

いろいろな理由で避妊手術を施していない方も多くいらっしゃると思いますが、どうかお気を付けください。

乳腺腫瘍。再発率も高く、肺などに転移し、死を招く病気です。今後再発するか否か。病理検査も結果も出ていない今の時点では何とも言えず、心配しても仕方のないことなのですが、怖い。恐ろしい。再発しないよう、片っ端からお祈りしていきたい心境です。願わくば願わくば、良性でありますよう。再発もしませんように。

分かってなさそうな、そんなお顔。

ぽやんとした顔をしてるけど、わかってんのかなあ?