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股関節形成不全に立ち向かえ その3

レウさんは股関節形成不全です。しかも割と重度の。

とはいえ、生後半年ほどで発覚して、グルコサミン+コンドロイチンのサプリメントを投与し続けていた甲斐があったのかは分かりませんが、これまでに大きく痛みを訴えたりすることはありませんでした。ドッグランでどこどこと走るし、お散歩でへたり込むようなこともなく。こんな具合に問題がなかったので、ぼく自身も「もう大丈夫だろう、もう問題ないんだろう」と甘く甘く考えていました。なんと愚かなことだろう。

8月12日、非常に暑い一日でしたが、涼しい川にでも連れて行ってやろうと画策。一日を川でのんきに遊んで、家に帰るまでは良かったのですが、家でシャンプーをしてしばらく経ってからのこと。レウさんが立てなくなってしまいました。身体を動かそうとするだけで、痛みを訴える鼻声。こんなにも悲痛な声を聞いたことがなく、ひたすらに動揺する自分。どうやら脚を動かそうとすると強い痛みがあるようで、脚の裏やらを調べてみたものの、やっぱりここには異常なし。

とすると、これまでの経緯から股関節が考えられてしまう。右脚に力が入っていない。少し動かしてみると、とても痛がる。ああ、これはダメだ。翌日に朝一番で病院まで連れて行ったものの、設備の都合からレントゲンを撮ることができないということでしたが、診察の結果、やはり股関節に問題が出ている可能性が高いとのこと。痛み止めを処方され、一時的に元通りに動けるようになり、「よかった、一時的なものだったのか」と安堵したと思いきや、本日になってまた痛みを訴えるように……今度は関節に詳しい先生に診てもらいましたが、所見は同じ。

こりゃあ、ダメだ。発砲してしまった。これまで抑えられていたものが、進行してしまった。ゆっくりと進行してはいて、ようやく目に見える形で影響が出てしまったのかもしれない。2009年の年末に避妊手術をしてから、順調に体重が増えつつあったことを甘く見すぎてしまっていたのかもしれない。

実はこうなってしまうと、もう打つ手らしい打つ手がほとんど残っていなかったりします。

股関節の全置換しかない。失敗のリスクがそもそも高いし、予後も確実ではない。金銭的にも、年齢的にも、およそ現実的な策ではすでになくなってしまった。本当に願わくば、本当に一時的な炎症がたまたま酷いことになっていて、たまたま痛みが起きているだけ……だなんて、そんな夢みたいなことに縋るしかない。ああ、なんということでしょう。

レウさん用サプリメントが税関で止められてしまったヨ!

日中うだうだとマットの上で自宅警備に勤しんでいたところ、電話がジリリ。

UPSジャパンから、「なんかチミ宛のサプリメント的なものが税関で止められてしまっているよ。これは輸入していいものなのかどうか、農林水産省に聞いてみてね!」的なことを言われてしまってポカーン。いや、落ち着け。まだ慌てるような時間じゃない。

眠気でぼけぼけな頭をなんとかしながらメモを取り、早速農林水産省に電話したところ、「農林水産省消費安全局畜水産安全管理課薬事監視指導班」というところに回されました。係の人も長いと言ってたけど、本当に長い(笑)

なんでもサプリメントのラベルをFAXで送ったうえで輸入可能な代物かどうかを判断していただくのだそう。めんどくさいことになってしまいましたが、私がやったのは電話のみ。すでに以前購入したものが最後の一つになってしまっているので、これで今は無事手元に届くことを祈るばかりです。

これまでに幾度となく個人輸入をしてきているのですが、今回のように税関で止められるケースははじめて。時期的にフィラリア、ノミの薬(こっちは良く止められるという話を聞く)などが必要だから、税関のチェックが厳しくなっているのかなあ。

股関節形成不全に立ち向かえ その2

今日はレウさんの股関節の定期検診の日。特にこの日に、とは決められていないものの、だいたい半年に一度は川瀬獣医科病院までえっちらほっちらと足を運びます。

病院につくなりエキサイトするレウさんを伏せさせ、えっちらほっちらと体重検査。42.3kg と前回よりも 1kg ほどの減量に成功していた模様。ニューファンドランド雌の成犬時の JKC 理想体重が 54kg とされていますから、レウさんの軽さがはっきりと分かります。うん、それでも重いよ。

股関節形成不全と戦うにあたって最重要なのは体重管理。あばらを触って、はっきりとその形が分かるぐらいにしておくべきだと先生からも指導を受けています。少し可哀相な気もしつつ、心をオーガにしてフードをちみちみと上げるのです。フード代が節約できていいわあ。

そして今回の検査結果がどんなものかというと―

2008/1 股関節レントゲン

ちょっぴり悪化してました。

とはいっても、自然治癒するはずのないものなので、ゆるやかに悪化していくのは当然のこと。体重管理にサプリメントは、あくまでも症状の進行を緩やかにするためだけのものです。

もちろん、症状が軽い子なら、それだけで一生を全うできることもあるそうですが、残念ながらレウさんは症状としては重度にはいってしまっています。今回のレントゲン写真を見た先生曰く、特に左足部分のほうが酷く、手術に踏み込んでも良いレベルなのだそうで……。

レウさんが手術を受けるとしたら、チューリヒ・セメントレス全置換術。問題となっている部位を除去したうえで人工関節を埋め込む、この手術費は相当なもので片足だけでなんと五十万円。これに加えて入院費などが発生しますから、六十万円ほどかかる計算になります。 ((骨頭切除は最後の選択にしておきたい。))

恥ずかしい話ですが金銭的な問題 ((でも大事なことだと思いたい))もあり、これまでは内科処療法でなんとか……と考えていましたが、やはり何とかして、全置換手術を受けさせてやりたいとあらためて考え直しています。

ことニューファンに関しては、術例が十分と言えるほどには無いらしく、術後の予後にも問題が出たりするケースも多いらしいのですが……。 ((つまり難易度が高いんだそーです。))

  • 必ずしも両足の手術が必要になるというわけではない。
  • 片足が正常になることで、きちんとカバーできるようになることもある。

これが聞けたのが今回の収穫。60×2 はさすがに……と思っていたので、何かが見えてきましたよ!

[犬との暮らし] 股関節形成不全と戦うサプリメント

ArthriSoothe-GOLD日々与えているサプリメントが切れてしまいそうだったので、先日発注したものが最近届きました。

股関節形成不全とだましだましにでもつきあっていくためには、関節の炎症を抑えるためのグルコサミン、コンドロイチンが含まれたサプリメントが必要です。

このグルコサミン(アミノ酸の一種)には関節間の消耗した軟骨を元に戻す作用があり、また炎症を抑える効果があるそうです。

股関節形成不全のレウさんは、骨がカップにおさまらず、歩くたびにぶつかっているわけですから、当然この軟骨部分の消耗が激しくなっています。この部分を補填する効能のあるサプリメントを与えることで、病気の進行と苦痛を遅らせることができる(はず)のです。

我が家で与えているサプリメントは NaturVet 社 ArthriSoothe-GOLD(アースリージゴールド) ですが、この手のサプリメントを日本国内で購入すると、かなり割高です……。

アメリカで購入する価格の2~3倍は付けられており、日常的に与えなければならないことを考えると、少し金銭的な負担が大きくなるのも事実。我が家では120錠タイプのものを購入しているのですが、これと同じものを国内で購入しようとすると 13,000 円かかります。

今回六つ購入 ((二年もたないです))してあるので、なんと 72,000 円に!プレステ3買ってもお釣りがでる値段ですよ!

よってハナから国内では買わないことにします。世の中には個人輸入の代行をしてくれるサービス(直接やりとりしたほうが安いのですが、GOLDを扱っていて日本国内に配送してくれるところは見つけられませんでした)もあり、わずかな英語と手間だけで割安に入手することができます。今回利用したサイトはここ

$36.99 を六つで$221.94。これだけだと日本円にすると、およそ 25,000 円前後になります。

ただし、ここから送料や海外発送の手数料、関税を加えていくと……最終的にはこの価格に一万円を足した金額になります。それでも 35,000 円程度なのですから、日本で購入するよりも 50% オフになっているわけです。

登録の手続きをしたり、Amazonと同じようにラクラクお買い物!というわけにはいきませんが、手間賃を回収できるほどには安くなるので、興味のある方は利用を検討してみてください。

そして、ここよりも安いところをご存じなら、ぜひぼくに教えてください(笑)

靴下に夢中

[犬との暮らし] 股関節形成不全に立ち向かえ。

なあに、それ?股関節形成不全という遺伝性疾患をご存じでしょうか?

という書き出しですが、ところどころ間違った知識があるかもしれません。そのときはごめんなさい。笑ってアホだなと指摘してやってください。いや、やっぱりそうやられると、とてもヘコみそう。できれば優しくお願いします。

特に大型犬に見られやすいもので、人気のある犬種だとゴールデンレトリバー、ラブラドールレトリバー、バーニーズマウンテンドッグ、そしてニューファンドランドなどに多く見られ、症状が進行すると激痛とともに歩行すら困難になるという、まるで慈悲のない疾患です。

ごく簡単に説明すると、関節の受け皿(関節は凹凸になってますよね。この凹部分です)部分が疾患(もしくは飼育環境)により、変形し、関節を支えられなくなってしまうのです。関節がしっかりと支えられないなら、骨が離れてはぶつかり、亜脱臼にもなり、炎症も引き起こして、それらが繰り返されることでさらに変形し……という悪循環を生み出します。

内科的な治療方法はなく、痛みを生み出す原因となる骨頭を切除したり、関節部分そのものを人工の関節に置換したりするという外科的手法による対処が必要になってしまいます。しかし日本では、人工股関節への置換手術ができる獣医師も数少なく、またその費用も高額です。 ((両足で百万超えます。))

我が家のレウさんは、重度の股関節形成不全です。

関節を支えるカップがない。

これがつい先週に撮ってもらった最新のレントゲンです。どちらとも関節を支えるカップが摩耗し、特に左足の部分がズレていることがわかるでしょうか。ちなみに昨年の12月に撮ったレントゲンでは、関節と関節の隙間がもっと空いていました。これは成長によって、関節のゆるみがなくなりつつあるのでしょう。

生後半年になってから、ようやく散歩にも慣れてきたころ、おしりを振って歩くような仕草をし始めたのを見て、暗い感情が降りてきたことを覚えています。

このおしりを振って歩く様はモンロー・ウォークと言い、股関節形成不全の特徴的な症状です。このほかにも足を崩すように座る姿が目立つようになってしまい、大型犬を迎えるにあたってざっと仕入れた程度の浅い知識しか持たなかったぼくには、ただぼんやりとこれが良くない兆候であるとしか分からず、その深刻さがよく理解できていなかったのです。

動物病院に連れて行ったところ、先生はレウの後ろ足を触り、「相当悪いですね」と一言。また、すでに骨の変形が見られるため、三点骨盤骨切術は行えず、最後の手段となる大腿骨頭切除術か、人工股関節置換術が必要になるでしょうと。幸いながら、本当に幸いなことに我が家の近くにある川瀬獣医科病院は、この股関節形成不全に関しては日本でも有数の病院だということでした。

結局のところ、手術をするかしないかはまだ決まっていません。まだ成長の途中であることから、手術が行えないからです。よって、今はあくまでも内科的な療法で痛みが出ないように、症状が進行しないようにと努めています。

  • 体重の管理・制限
  • 適度な運動
  • 関節の炎症を抑えるサプリメント(グルコサミン)
  • 大宇宙の神秘を借りたヒーリング・パワーでの治癒 ((何かの本に書かれていた。こっちは真剣に悩んでいるというのに!)) マッサージ ((我が家ではラブ・マッサージといいます))

実際どんなサプリメントをあげているのかだとか、もっと書きたいことはいろいろとあるのですが、一度に書いてもしようがないので、ぼちぼちと書いていきたいと思っています。この股関節形成不全はとてもひどいものですが、たかが足で、たかが手術すればどうとでもなるもので、たかがそれだけのことで、この子の価値が失われることなんてないってことです。

ただ今よりもずっと昔、まだ小学生のころに捨てられていた子猫を拾ったものの、翌朝には死んでしまったとき、自分は獣医になってこんな不幸な子らを助けてあげられるようになりたいだなんて青臭いことを考えたことがあります。

こうしてレントゲンを見るたびに、そのときのぼくはいったいどこに行ってしまったのだろうか、もしも自分が夢を追い続けていたのならばできることがあったんじゃないかっていう、今更どうしようもない、ぼく自身へのほんの少しの後悔はあります。